何かを話題の水星の魔女を見ました。
やはりガンダムは話題になります。
多くの人が見ております。
さらにSNSでのバスを意識して本作を作りました!というだけあって、もう見てない頃からガンガンTwitterにガンダムの情報が流れて参ります。
もうそんなオモロイの?そこまでデスか?そんなにですか?
とまぁガノタではない僕も水星の魔女を結局の所流されて見てしまいましたよね。
でまぁ結論的には「面白いなぁ」と思いました、面白いです、うん。
特に本作はキャラクターが魅力的でして、キャラにハマったという方も多いのではないでしょうか。
さらにモビルスーツも色々登場しまして、こちらもプラモデルが売れておりますね。
というわけで、特に僕がこの作品について語る必要がまったくないと言いますが、もう完全に「誰よりもガンダムを見ているんだ!」的な気概もない、まったくガノタではない人間が「流行ってるから見ました」くらいの感想をつらつらと書いていこうと思います。
グエルがイケメンになっていく事から目がはなせない
今回は序盤から「百合ガンダム」として話題になっており、スレッタとミオリネを中心としたナカナカに美味しい話が展開されるのでは?と言われていた気がします。
ところが、僕が本作を見て一番に感じたのは
「グエル君ガンバレ!」という気持ちですね。
というかもう本作を見ていた殆どの理由がグエルでございます。
当初のボンボンのカマセから、一気に底辺に転落。
そこから学校を辞めて、さらには父親をやってしまい、さらに転落。
罪を背負い、地球へと落下したグエルがさらに戦いの中で地獄を見る。
そして学園に帰って来たとき、グエルはもはや負け犬ではない、獅子の魂を宿した男となっており、その後グエルのイケメンシーンが次々と暴発。スレッタにあえて勝負をさせてホルダーを譲ってしまった所などイケメン度合いが核爆発を引き起こしており完全に条約違反。なんだこのイケ獅子、眩すぎてこっちがメスになるわ。
さらにラスト付近での弟のブラコン、ラウダ君との戦いにおいてもイケメンがあまりに暴発してしまって、なんだ貴すぎるだろ。てか急にそんな過去のイケメン回想いれないで、幸せになってマジで・・・と思ってたらフェルシーちゃんがポンポン消火弾撃ってくれてマジサンキュー!
という感じで、僕が思う本作一成長し、その成長を描かれたキャラクター、グエル君が本作では視聴者である僕を大変に引っ張ってくれていました。
というか思い返すと、もうスレッタとミオリネを喰い過ぎてた気もしないでもない!アブナイよグエル君!もうちょいで主人公だったよ!
とうか、百合成分というのは途中から完全に薄れていましたし、なんかもう「グエルガンバレ!」としか思ってないです。というか、なんならダリルバルデとディランザが一番輝いていた気すらしますね。
曇っていくミオリネは素晴らしいものがある
続いて本作でまさに「曇らせヒロイン」と化しましたミオリネについて。
「いやーほんと、いい曇り方してましたね!」と満面の笑みを浮かべてしまう僕を許して欲しいのですが、ミオリネが曇れば曇るほどに輝いていくのは間違いなく、これはドコまで行くんでしょうねと期待しながら見ておりました。
初登上からミオリネの好感度はわりと個人的には変わらなかったのですが、やはり例のエアリアルによるビッターン!で完全に曇りが加速していくあたりから目の離せないキャラクターになりました。
そこからスレッタママにそそのかされ、色々と「大人ぶった」ことをしはじめたわけですが、ものの見事に失敗に次ぐ失敗。
そして「絶対失敗するんだろうな!曇るんだろうな!」という視聴者の期待を背負って向かった地球での交渉で、スレッタのママが計画通りの大暴れをし、見事大惨事。
そして「ぜんぶ自分のせいだ・・・!」となり、曇りまくるうえパパ不在ゆえにビジネスや政治においてボッコボコにされてしまう。カワイソウだけどカワイイよ。
そして引きこもるスレッタ・・・そう、スレッタはこの「引きこもり」のために今まで色んなことをしていたのだ。みんなが見たかったスレッタのドン底シーンですよ。
そして、覚悟を決めたスレッタと手を絡ませあい、罪を背負いながら進むことを選び、立ち上がるミオリネ!
けれどスレッタをキャリバーンに乗せて戦わせなければならない罪悪感の辛さから、やっぱり曇るミオリネ!
いやもういいよ!こうなりゃラストまでちょいちょい曇りながら行ってくれ!
それでいいんだ!進めクモリ・ミオリネ!
とばかりに、本作では曇るミオリネが大変な魅力となっておりまして、むしろミオリネが曇らないと物語に深みが出ないレベルでしたね。
スレッタちゃんマジサイコかと思ったけどヨカッタちゃんと百合タヌキだった
そして本作の主役であるスレッタです。
当初はなんという純朴タヌキという味方でしたが、次第に感情の起伏がいように少ない、笑顔でヒトゴロシまでやるサイコキャラ感なのでは感が次々と湧き上がっていきます。
さらに、彼女はいわゆる「リプリチャイルド」という、スレッタママが現在エアリアルの中にいるエリクトのクローンみたいな存在として生み出された人間であり、おもくそママに洗脳をされていたことがわかりはじめます。
さらにホルダー戦でスレッタママの計略にはまり、グエル君に敗北。
さらにさらに、スレッタはママとエリクトの計画から外され「自由に生きなさい」とばかりに置いてけぼりにされてしまう。つまり、あれだけ信奉してたママと、あれだけ信頼していたエアリアルからのけものみたいにされてウワァ・・・となるものの、けっこう立ち直りがはやい。なんだかんだ仲間に救われているスレッタ。
そして、ママ達の暴走を止めにいくぞー!と、みんなと一緒に最終決戦へ向かうスレッタ。
いままでデータストームを直受けした事がないのに、突如キャリバーンに乗ることでデータストームの負荷を思い切り受けるも、元から耐性が強いので乗り切る!なんか今までエアリアルとエリクトのちからでどうにかなってた感が強かったもんだから心配でしたが、なんとか行けるぞコレで!
そしてクワイエットゼロを止めるべくエアリアルことエリクトと戦うスレッタ。
相手が滅茶苦茶強すぎてもう勝てる気が微塵もしない中、必死に戦いママとエリクトを止めようとする姿に胸うたれましたねぇ・・・
本作の主役であるスレッタは感情の起伏があまり大きくなく、純粋で、常に笑顔でいなければ!みたいなキャラなのでザ・主人公というキャラクターでございました。
ラスト付近で突然現れたガンダムオマージュ要素
最終話付近で次々と投入されたガンダムオマージュといいますか、かつてのガンダムに出てきた部分を色々出してきましたね。きっとこれを喜んでいた人も多いでしょう。
一方、僕は視聴中は、フェンシングまではなんとか耐えました。
巨大なクワイエットゼロが出てきても耐えました。
しかし、惑星間レーザー送電システムが出てきた時は、耐えられなかった
「ソーラ・レイwwwwソーラ・レイじゃないかwwww」
とまぁ笑っちゃいまして、すいません。
てか、さすがに急にソーラレイは卑怯というか。
いや、もうちょい前フリなりなんなり入れてくれてたら笑わなかったんですけど、唐突すぎてもうダメでしたね。やめてください、いきなりのコレは卑怯です。
ラストを見まして
さてラストはハッピーエンドという形になっておりました。
というかですね「良く着地できたな!」と思わずに居られない。
正直途中で「これ尺足りるんかこれ・・・」という不安もあったんで。
でもって、オカルト的な現象がおきているのは、なんか懐かしいというか。
昔みたガンダムってこーだったなーと謎の感慨。
で、奇跡的にというか、やはりハッピーエンドで終わってヨカッタなぁという気持ちが湧きますし、みんな色々あるけど頑張っております!というのは胸をなでおろしましたね。うんこれは命が軽くないよ!
あとはもう、なんかグエルガンバレと思ってましたね、やっぱグエル推しなんでね・・・
ネタバレになっちゃうんであまり多くは書けませんが、きっとこれから色々ありながら、進み続けていくんだろうなと思わせるエンディングでしたね。祝福です。
良いシーンが多いだけに『尺をもっとくれ』と思ってしまう25話の呪
さて、じゃあもう完全に手放しで素晴らしい作品です!と言われると困る。
というか、本当に色々と「すごい良い作品」といえる部分が沢山ある。
とくに本作はキャラクターが素晴らしく、視聴者を引っ張る力がギンギンにありましたしね。
ただ、その分、尺の短さを感じる。
もちろん設定や世界観を視聴者に感じさせるシーンが少ないのもあるんですが、個人的には色々とあった感動できるシーン達が良かったぶん「もうすこし!もうすこし尺さえあればもっと良くなったかもしれん!」と思ってしまう。
まぁこの尺っていうのは、単純にいうと「物語を描くための時間」です。
例えば僕の好きなラウダとグエルの戦いなども、そのための前フリ・・・つまり場面を盛り上げるための仕込みのシーンがあると、もっとドラマティックになったかもしれない。
さらに戦いをドラマティックに盛り上げるための定番の回想シーンですが、これも戦闘中に入れるのみであり、それもわずか。
さらにそれが「父親の愛人の子である」ということも、わずかな時間で理解する必要があるので、なかなか視聴者の中には理解できなかった人もいるかもしれませんし、もう少し匂わせる台詞などがあれば良かったのかもしれない。
ただし、本作ではSNSでバズっており、こうした部分もTwitterなんかを見ると「なるほどそういうことか!」とわかるようになっていて大変便利。
ただ、僕はアニメを見てるわけで。
そのシーンを見て、そこで泣いたり笑ったりしたいわけですから、もう少しこのシーンをドラマティックにも出来たのではないか?と思ってしまうんです、良いシーンだけに。
しかし、それらを十分にやる尺は本作には無い。
なんせこの後やることモリモリですよ。クワイエットゼロ止めなきゃいけないし。
だからこそ短時間で人間ドラマを作るしかない。
ということが、本作には結構ありまして。
本当ならきっと入れたかったであろう、スレッタの過去についてのドラマなども御本人の説明で一気にいくので「あ、そこ無いんだ」とちょっと思っちゃいましたね。てか過去ものすごい速度で思い出したなスレッタ。
ただガンダムというか、ロボットアニメを見ていると、なかなかキャラクターの人間ドラマのための尺を取ること自体このジャンルは難しい。
まず設定がとっても複雑ですからね。
本作も学校や色々な会社、グループ、戦争シェアリングなどなどが存在しますし、それらもシーンとして入れなければならない。
しかも過去にある既存の設定を使わない新たな世界観のガンダムですから、当然尺が取られる。その関係性を説明するための時間すら無いほどに忙しい。
さらにロボットの戦闘です。
ロボットアニメは戦隊特撮なんかと一緒で、ロボを売るために戦闘シーンを入れてカッコヨクしなければならない。おまけに売るためのロボットの数が多いと、一体に注力できるのは主人公機のみで、他はどうしても登場回数を減らしていくしかない。
本作も結構ロボの戦闘が削られているなーと感じていて、もっと活躍しても良いのにと思うMSがチラホラいましたね。
だがしかし!それでもロボットアニメの尺は足りない!
通常のシナリオを回しつつ、キャラの魅力も出しつつ、さらにはリアリティを演出するためのシーンなんかも入れる。
とまぁ、こんなアニメ、本来は一年間位の放送猶予があってこそ成立できるというか、それでも足りないという重厚な世界観で作られているので、やはりここは考察班が居てこそ成り立つ。
そして本作も、やはり考察班は有り難いですねー、ほんと考察してくれた人ありがとう。
というか、考察班が居なかったらヤバかったというか。
僕自身そんな考察とか得意ではないので「こ、これは一体どうなってるんだ!」で終わった可能性があります。それくらい本作には丁寧に世界観に触れている時間など無かった。
ただ本作は、かなり行間があるがゆえに考察しやすい感じにもなっていたので、そこは上手いことSNSでのバズに繋がっていて良かったんではないかと思いますね。
でもって、こればっかりはそもそも制作陣がどうこうできるものではない。
放送のための限られた枠が存在するし、その中で全力を出すしか無いわけで、尺が増えればいいなと思ったところで制作陣ですら簡単に尺など増やせないのですから。
その点を考えると、今回のガンダム
「ハッピーエンドに着地できただけスゴイよ」
と僕は思っておりまして、あの物量がエゲツない世界感の物語を本当に見ていてハラハラするほどのギリギリを攻めていたシナリオだったんですが、もう『削るところは削りますよ!』と取捨選択の連続のうえ走り続け、奇跡的なレベルでハッピエンドにスライディングでなだれ込み、わずかな差で
『セーフ!!!』
となった感じですね、よく間に合いました。ハラハラしましたよ。
ただ、やはり足りないなーと思ってしまう。
なんというか、良かったけど大満足ってわけではないですね、このアニメ。
しかし、そして罪を背負い先へと進む彼らの行く末に祝福のあらんことを。
あとは、本作の大ファンになった方々がかなり居ると思うので、その方達のために、何かしら世界観やストーリーをおぎなうアイテムを与えてあげるときっとみんな喜ぶのでは?と思います。

